斜め上にあるアイデア実現のために。ハードは材料調達が難しくてもソフトは個人の力でプロ級のモノづくりが出来る。その想いは変わらず。~ソフトウェアに魅了された男~取締役 上原 誠

アイ・ピー・エルに入社をしたきっかけ ソフトウェアを通して人に喜ばれる仕事をしたい

子供の頃からコンピュータに対して魅力と可能性を感じていました。ハードを個人で作ろうとすると材料調達が難しいですが、ソフトならば個人の力でプロ級のモノづくりが出来ます。それで学生時代はプログラミングに熱中しました。そのような背景もあって、将来はソフトの開発を通して人に喜ばれる仕事をしたいと漠然と考えるようになりました。

都心に程よく近くて田舎の風景を併せ持つ厚木が気に入っていたこともあり、厚木でソフトの開発ができる場所を探して、アイ・ピー・エルに応募しました。当時は会社設立して間もない頃で、私はアイ・ピー・エルに入社した新卒第1号となりました。

入社前まで我流でプログラムを書き続けていましたが、業務として役立つレベルが自分自身では全く分からない状態だったため、他人が書くプログラムには大変興味がありました。入社をきっかけに、これまで知ることの出来なかった書籍が手に入ったときは、本当に夢中になって読みつくしたことを覚えています。入社当時に様々な書籍に好きなだけ目を通すことが出来て、入社してから初めて勉強が楽しいものだと感じるようになりました。

現在おこなっている仕事 会社の5年後、10年後の方向性を考える

入社当時はアルバイト気分で仕事ができれば良いとの安易な考え方でしたが、実際にお客様との接点を持つことで責任の重さに気付いてから数年間は、無茶苦茶になりながらも、人生で最も密度の濃い業務をした期間ではなかったかと思います。技術も無かったので、お客様に迷惑をかけないようにすることだけで必死でした。

振り返ると、20代で逃げ方も分からず、不安と苦労に見舞われながら、とにかく前にだけは進んだことが、その後の仕事に自信を持てる大きな要因になったと思います。

現在は5〜6件のプロジェクト進行のコントロールや、5年後、10年後の会社の方向性を見極めるための判断など、開発から少し離れた立場で仕事をしています。本来は開発の仕事をしたいのですが、開発に没頭すると他のマネジメント業務が出来なくなるため、開発業務は他のメンバーにお願いしています。ゆくゆくはマネジメント業務も他のメンバーにお願いしたいところです。

直接プログラミングをする機会は無くなりましたが、必要に応じてアーキテクチャ設計の監修やソースレビューなどは実施し、品質の根幹を成す部分については深く関わっています。

これまでに担当したプロジェクト 世の中に無い仕組みを実現しようと試みた結果、魅力的で面白いものができた

放送局向けのサーバソフトの開発、携帯電話向けの地図サービス、映像配信サービス、通信制御ソフト、業務アプリ、地図アプリ、モバイルアプリ、Webアプリケーションサーバなど、様々な分野のソフトウェア開発に携わりました。

ハードウェアの進化やネットワークインフラの進化に伴い、世の中に必要とされるソフトは変化していきましたが、いずれのプロジェクトも、世の中に無い仕組みをソフトウェアで実現しようと試みているものばかりで、非常に魅力的で、楽しみながら仕事を進めることが出来ました。アイ・ピー・エルで作っているソフトは、驚くほど面白いものが多いなと思います。

仕事にかける想い 機能を増やすことは簡単、減らすにはセンスが必要

ソフトウェアは非常に人間的なプロダクトだと考えています。元々人間工学に興味があったこともあり、デザイン的にも機能的にも質素で、多くの人に受け入れられるモノづくりを目指して仕事に取り組んでいます。機能を増やすことは簡単ですが、機能を減らすにはセンスが必要です。全てのモノづくりに共通することかもしれませんが、センスを磨いてシンプルで質の高いものを作ることに意義を感じています。

また、ソフトウェアはチームでの共同開発が多く、開発に関わるメンバーの素質が十二分に発揮できるように細心の注意を払いながら業務を進めています。目的や向上心を明確に持って楽しみながら作業を進めているプロジェクトは、成果物も魅力的なものになります。このように、ソフトウェアの品質を向上させるためのひとつの鍵が、ソフトウェア開発に関わる人たちのモチベーションにあると考えています。品質向上を目指して、仕事のしやすい環境をいかにコントロールして作っていくかが、私のテーマです。

入社を希望されている方へ 「やりたい」と思う内容で、周りの人を幸せに

部活動でも委員会活動でも同好会活動でも何でも結構ですので、チーム内で自身の力を発揮し、周りの人に評価される体験を持って欲しいと思います。アイ・ピー・エルは社員の個人個人が持つ主体的な意思や主張や経験を重ね合わせて成り立っている会社であり、皆さんがこれまでに取り組んできたことやその姿勢が、会社を構成する大切な要素となるからです。

「人は、やりたいと思ったことしかやらない」とは、弊社社長がある時ふと発した言葉なのですが、人間の行動原理を的確に表す言葉だと思っています。「やりたい」と思う内容で周りの人を幸せにすることができれば、仕事として成立します。興味を持った分野をしっかり勉強して、多くの人に感動を与えられる力を持って欲しいと思います。あらゆることを前向きに捉えられる人には、その分、多くのチャンスが得られますから、そのようなチャンスの中で周りの人たちから喜ばれるような体験を、是非、学生時代に積み重ねて欲しいと思います。

取締役 上原 誠

取締役 上原 誠

得意分野
人の話をよく聞くこと
入社年月日
1996年4月入社
株式会社アイ・ピー・エル 取締役(ITコーディネータ、プロジェクトマネージャ、情報セキュリティスペシャリスト、第一種情報処理技術者) 一般社団法人神奈川県情報サービス産業協会 教育研修委員、大学向けSE講座講師(文教大学、産業能率大学、東京情報大学、東京工芸大学、横浜国立大学、神奈川大学、横浜商科大学、中央大学) 独立行政法人情報処理推進機構 産学マッチング企画部会委員(2011年)

エンジニア一覧

  • 上原 誠

    斜め上にあるアイデア実現のために。

    取締役
    上原 誠

  • 神馬 和歌子

    育児をしながらも、更に上を目指す。

    システムエンジニア 3次元システム担当
    神馬 和歌子

  • 大崎 貴行

    ソフトウェアで屋台骨を支える。

    リーダー エンベデッドシステム担当
    大崎 貴行

  • 小松正明

    エンジニアは自由な仕事だ。

    システムエンジニア クラストリーム担当
    小松 正明

  • 丸井 智子

    家族や仲間の支えに仕事で応える。

    商品企画開発 クラストリーム担当
    丸井 智子

  • 白鳥 将之

    仕事を通して人間力を鍛える。

    システムエンジニア 3次元システム担当
    白鳥 将之

  • マオカンピュウ シィスック

    いつか、母国との架け橋となる。

    システムエンジニア 地図システム担当
    マオカンピュウ シィスック

  • 飯泉 徹

    常に新しいモノに挑戦し続ける。

    マネージャー 電子回路システム担当
    飯泉 徹

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